世界では、地球環境や社会の持続可能性(サステナビリティ)を脅かす様々な課題が顕在化しています。2015年には「SDGs(持続可能な開発目標)」、「パリ協定(COP22)」が採択され、企業は従来にも増して地球環境や社会の持続可能性に対する取り組みが求められています。
昭和26年に設立した当社は、2つの事業(印刷事業と包装事業)を通して、70年余にわたり、時代に応じたものづくりを追求してきました。「従業員満足(ES)と顧客満足(CS)の向上、及び、雇用創出と人の育成を通じた地域社会への貢献。」という経営理念を実現するために、事業活動を推進して参りました当社にとって、SDGsの考え方は企業として目指す目標に合致いたします。設立から70年以上を経た今、さらなる未来を見据えるために取り組むべきものと考えています。SDGsへの取り組みは、2030年に向けた世界共通のGOALではありますが、当社にとっても大きな転換となるチャンスだと捉えています。
この先、100年企業を目指し、持続可能な社会とともに歩み続け、社会から選ばれる企業を目指して行きます。そして未来を自分たちで切り拓いて進みたいと考えています。
SDGsには17の目標がありますが、まずは当社が目標にするのは10個です。健康で安全安心な職場環境をつくる目標、多様な人材の活躍推進の目標、事業を通じての地域環境への貢献の目標等、3つの分野に分け選定しました。
2030年SDGsの目標達成、そこに向かって株式会社大伸は成長、貢献できる活動をこれからも続けて行きます。
代表取締役社長
石 坪 浩 一
2022年2月に策定・公開した「DAISHIN SDGs」と、従来の「業務改善提案制度」を一体化・進化させた「DAISHIN SDGs(業務改善)」を2022年8月1日付で開始しました。
安全・品質のマニュアル化と作業効率の向上
(目標:安全操業、品質の維持、生産性向上、利益率向上によるコスト削減)
① 自己実現 :個人が自己に潜在している可能性の最大限の発揮
② 顧客満足 :安定生産への地道な技能・技術の蓄積と提供による、顧客ニーズに合った良好な関係
③ 従業員満足:適正な能力開発による業務推進力の強化
④ 組織活性化:全従業員が働き甲斐を意識する効率的な目標作り
① 経営理念を実現するためにSDGsに取り組み、持続可能な経営戦略を構築し100年企業を目指す
② SDGsの課題解決に取り組み、経営リスクの回避、地域社会への貢献度並びに信頼性を高める
③ 財産である従業員の従業員満足(ES)を高め、モラル意識とモチベーションを向上させる
① 経営理念を実現するためには、いかに現場と理念を共有し共鳴させていくのか、そして経営層と現場の社員のベクトルを一体化することができるのかという点が重要で、そのためには、従業員が、自分のやっていることが会社のSDGsの目標と、どうつながっているのかを認識できるようにすることが一番大事である。
② そして、全員で取り組んだ結果、会社の事業を強くすることと、収益力を上げて新しいことにチャレンジできる状態にすることの両立という、持続的な事業活動を実現することが、会社の存続に不可欠である。
③ その具体的取り組みとして、「DAISHIN SDGs」と、従来の「業務改善提案制度」を一体化・進化させた「DAISHIN SDGs(業務改善)」に移行する。
① 「業務改善提案制度」は自職場の業務改善に関連する取り組み(安全・品質・作業効率の向上)である。
② 「DAISHIN SDGs(業務改善)」はより大きな概念であり、「持続可能な社会・環境に貢献する事、会社自体が持続可能であり続ける事への取り組み」である。
③ 以上により、取り組む事ができる範囲はかなり広くなるが、継続的な活動を維持していく為、従来通り改善すべき内容を絞りつつ、SDGsの目標との紐付けを必ず行う事により、SDGsの意識付けを浸透させる。